2016年02月09日

小田原2りんかん シリーズ「バイク車検」第二回<寸法編>@小田原2りんかん

前回の記事
シリーズ「バイク車検」第一回<基礎編>

シリーズ「バイク車検」第二回目は<寸法編>です。
車検に寸法なんて関係なさそうですが、「大あり」です。
しかも、意外と複雑で難解なんです。

まず、継続検査といわれる通常の車検に関してですが、これは前回の検査とくらべて車両の諸元に変更がない車両の検査であり、文字通り車検証上の寸法に関しては継続です。

車検証に載っている車両の寸法は長さ、幅、高さの3種類ですが、それぞれに実測との誤差が許されています。
つまり、「車検証には〇〇センチって載ってて、実際測ったら△△センチだったけど、××までは誤差の範囲だからOK」という意味です。

車検証上に記載されている寸法に対して許されている誤差は、それぞれ
・長さ±3センチ
・幅 ±2センチ
・高さ±4センチ
です。
寸法が許されている誤差より変わっていたら、「継続検査」ではなく、「構造等変更検査」という検査を受検しなければなりません。

つまり、ハンドルやレバーを変更したらすぐ幅が変わり、スクリーンを交換したらすぐ高さが変わり、フェンダーレスキットをつけたらすぐ長さが変わるので、カスタムと寸法は大変関係が深いです。

測る部位に関してですが、わかりやすく、「前後左右の一番出ているところ」と考えましょう。
ただし、全幅、全高どちらもですが、ミラーの部分は含めません。

全幅は一般的なオートバイではレバー間かバーエンド間の長さとなることが多いです。
DSC_0660DSC_0659
この車両の場合はバーエンド部の方が広いようです。

また、パニアケースやハンドガードが付いている車両の場合は、後付け品の幅の方が広い場合もあります。
ただし、後付けパニアケースやスクリーン、アンテナなど、車両への固定方法が溶接や接着、リベット留め等でない限り、測定誤差が限定され無い部品もあります。
これらの部品を「指定部品」といいます。

******主な指定部品********
・スクリーン ・キャリア類 ・グラブバー ・バックレスト ・レバー類 など
上記部品の変更や後付けにより、測定誤差(幅±2センチなど)を超えたとしても、継続検査として通すことができます(構造等変更検査は不要)。
********************

※上記部品の変更により、測定箇所が指定部品からそれ以外の部品になった場合で、上記測定誤差を超えた場合は構造等変更検査の受検が必要です。(例:レバー間の幅が広い車両を、ショートレバーに変更したら、バーエンド部の方が広くなった場合、車検証記載の幅に対して±2センチを超える誤差があったら継続検査は不可)
※最大寸法に関する規定も別途あります。


全高はスクリーンやブレーキマスターシリンダー、メーターなど、車種により計測位置がさまざまですが、全幅と同様に指定部品の寸法変更は除外基準があります。
DSC_0662
全高が4センチ以上変わっていたとしても、その原因がロングスクリーンへの交換で、且つ変更後もスクリーンが一番高い位置にあるようであれば、継続検査でOKです。

DSC_0661
仮にこのオートバイをネイキッド化した場合は、次に高い位置にあるのがマスターシリンダーです。スクリーンとマスターシリンダーの高さの差が10センチほどありますので、構造等変更検査が必要になります。


ハンドルやレバーなど、気軽に交換できるパーツで、車検にすんなり通らなくなったなんて事のないように、部品選びは慎重にしましょう。


最後に、「構造等変更検査」に関してですが、この検査は民間車検場では受けられず、陸運局までの車両の持ち込みが必要になります。
2りんかんでも構造等変更検査(寸法の変更)の受付もしております。この検査は別途手数料が必要です。また、納期も通常の車検よりかかります。

車検のご相談は2りんかんスタッフまでお気軽にどうぞ。



ds2059 at 10:00小田原2りんかん  
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