2018年03月09日
和光2りんかん 【超豪華!】ブリヂストンのNEWタイヤ!試乗会レポート【和光】 S21・T31・A41!!!
p和光2りんかん チューニングパーツ担当
& パワーチェック担当 の かのう です
今回は
ブリヂストン様による新商品【タイヤ試乗会】の
レポートをしたいと思います
ブログが長いと思います
真剣に乗り比べして来ましたので
タイトル画像には【S21】【T31】【A41】とありますが
他にも【T30EVO】【S20EVO】【BT39】の装着車の
乗り比べ試乗会でした
時間的にはタップリ乗ってきましたが台数は4台
のみでしたので自分は【S21】【T31】【A41】の
レポートをしたいと思います
ブリヂストンのタイヤは最近分かりやすい
ネーミングに一部なっておりまして
S21の【S】はスポーツの【S】
T31の【T】はツーリングの【T】
A41の【A】はアドベンチャーの【A】
という頭文字でどういう位置づけのタイヤか
分かるようになっております
ちなみにRS10【RS】はレーシングストリートの
略でレーススペックを持った公道OKのタイヤと
いう位置づけです
本物レーシングタイヤはR11など【R】の頭文字
でレーシングの略になっております
今回は雨天の為
RS10の試乗は中止になりました
とは言う物の本当は雨天の場合は
ブリヂストンの試乗会は開催されないんです
【前々日の天気予報】で決まる為 天気予報が
当日【曇り】であったため開催の決定がされ
ましたが前日になっていきなり雨予報に変わり
そのまま当日も雨という結構レアなケースに
フルウェット状態の試乗会かなり貴重です
場所は伊豆クローズドコースを
貸し切って開催
クローズドコースですので一般公道ではなく
速度制限もありません
全国各地の2りんかんスタッフが集結
店長だったり2りんかんの走行会で先導を
つとめるスタッフだったりタイヤ担当だったり
フルスペックなスタッフが多い
今回の試乗で先導をして頂く方が豪華
言わずと知れた元世界GPライダーであり
スズキ テストライダーの!!!
青木 宣篤様
レーシングライダー 現ヨシムラxMOTUL所属
渡辺 一樹選手
サスペンションチューンで有名なG−TRIBE代表
戸田 隆様
そして 元・・・・・ の ブリヂストン イケメンライダー
こちらも 超速いレーシングライダー
の方々で先導をして頂きます
試乗車も超豪華!!!!!!!
MT10・MT10SP・GSX−R1000R!【Rです!】
YZF−R6・MT09・YZF−R25・NINJA1000
NC750・CRF1000Lアフリカツイン・CB650
CBR650F・Vストローム650
MT10 MT10SP MT10 MT10SP
年間数百台のパワーチェックをしていて
気になってしょうがない1台ヤマハMT10
乗りたかったMT10がまさかテストコースで
乗れるなんて
今回はバイクに乗りに来たのではなくタイヤの
試乗会ですバイクは関係ありません
ふふふ・・・・MT10SP ←心の中
早速 順を追ってレポートしたいと思います
今回は上記タイヤと上記試乗車がタップリ
用意されておりますが乗れるのは4台のみ
人数も多いのでしょうがありませんがもっと
乗りたいのが本音
まずは肩慣らし?
MT09 x S21
超フルウェット状態でスポーツタイヤです
MT09に乗って伊豆ツーリングをした事は
ありますが 普段 乗り慣れないバイクを試乗
テストをするのに一握の不安もあります
MT09 x S21 はたしてどうでしょうか
クローズドコースで一般公道では
ありませんので速度制限はありませんが
禁止・注意事項はタップリあります
車載カメラのキャプチャ【画面コピー】ですので
雨が画面に着いて見にくいですがイメージが
伝わればかと
結構ハイペースですが普段自分は雨の日は
バンクしませんので徐々にバンク角を増やし
ていきます速度も雨天時のツーリング的な
落ち着いた速度です
せっかくブリヂストン様が用意してくださった
試乗車ですので転倒は絶対してはいけません
というわけでMT09のパワーモードは最弱
トラコンは最強に設定してあります
パワーを抑えた設定でかつタイヤが少し
でも滑るような事があればそれを感知し
MT09がコントロールしてくれるという
【トラクションコントロール】が最強設定
長い直線があるのでワザと加速したり
強いブレーキのテストをここでします
あまり変な動きをすると後ろの試乗車に
追突されるのでほどほどにします
MT09 x S21 の試乗は終了
え〜と・・・ スポーツタイヤですが・・・・
ウェット性能申し分ありません
アクセルを開けバンク中に加速もして
みましたが一度も滑りません
過激には開けてませんが多分相当な
事をしないと滑らないと思います
路面も比較的良く荒れも無いコースですが
ブリヂストンのスポーツタイヤ安心して
ウェット路面に対応します
ブレーキも強く掛けましたがABSの作動まで
持って行くことができませんでした
ビビっていたのだろう?と言われてしまえば
それまでなのですが結構強くブレーキング
してテストしました
ロングなコースを2周するので結構長く
タップリタップリ乗ります
次は 比較としてMT09xT31の組み合わせを
乗りたかったのですが・・・・・・・・・
実はこの試乗車
早いもの勝ちです
と言う事で好きなバイクに確実に乗れる
わけではありません
と? いうわけで???
ぬふふふふふふふ
MT10 x S21
バイクに乗りに来たんじゃないですよ
タイヤの試乗会です
一応貼っておきます
http://2rinkan.blog.jp/archives/2011688.html
MT10パワーチェックレポート
YZF−R1と同じエンジンを低速側にチューニング
高回転のパワーはありませんが中低速はむしろ
MT10の方が【バケモノ】な訳でして
そのバケモノマシンにブリヂストンの現行タイヤ
S21の組み合わせ
そしてフルウェット路面
バケモノマシンで最強の設定ですと
確実に吹っ飛びますので
さすがにパワーモードは抑え目に切りたくて
切りたくてしょうがないトラコンは最強にして
乗りました
あぁ・・・ トラコン切ってドライで全開で
走ってみたい・・・・・
スポーツタイヤでフルウェット・・・・
すみません・・・・ 結構ビビっております
パワーチェックでしたらいつも全開ですが
タンクにも装着タイヤの目印が
貼ってあります
MT09に引き続き S21のテストです
タイヤが一緒であればバイクが変わっても
ハンドリングはほぼ一緒になる事は今までの
タイヤ試乗会で思い知らされておりますが
MT09とMT10名前は【1】しか
違いませんがMT10の足回りは
現行YZF−R1スタンダードと変わりません
タイヤが一緒でもその違いは出てくると思い
ますが【ハンドリング特性はタイヤが支配して
いる】というのは様々なバイク(車種)で様々な
タイヤに乗るようになってから知ったもの
そういう意味では最近知りました
えぇ。。。 ビビりまくりですよ・・・・
パワーカーブは頭に入っておりますので
ブレーキのテストと軽い加速もします
コースにはスピードが出せる緩やかな
長いカーブのゾーンもあり様々な走り方が
できます
すみません。。。表現があっているか分かりません
自分が鈍感なだけかもしれません。。。
MT09と足回りの味付けが全く違うMT10ですが
本当に一緒です
全くではありませんがバイクが変わったという
感覚が無くなってしまう位同じ特性です
改めて【ハンドリング特性】はタイヤがほとんど
を決めていると分かった瞬間でもあります
全く違う意見もあると思いますが自分の感想は
上記の通りです
MT10 x S21 の試乗は終了
他スタッフも続々と試乗に出発します
で?? お次は???
と? いうことで???
ぬふふふふふふふ
MT10の奥のバイクです
MT10SP x T31
バケモノマシンにハイグレードの足回りが
搭載されたSPグレード MT10SP
そんなバイクにツーリングタイヤT31
そしてフルウェット路面
楽しみで恐怖でしかたありません
今回の試乗会で一番楽しみな組み合わせ
ぼやけて分かりづらいですが
パワーは最強モード トラコンはオフでは
ありませんが最弱に設定して走りました
何故かと言いますとS21でも滑らないんですよ。。。
無謀な事はしませんが ちょっとワイルドに
行かせて頂きました
あっ!ちゃんと降りる時はモードを戻しましたよ
自分は現行のYZF−R1も乗った経験が
あるので実走行のパワーも全く知らない
訳ではありませんが上記のようなバケモノ
のマシンなので超!!慎重に行きます
MT10SPだと若干メーターが豪華になります
自分も若干コースに慣れてきたので気持ち
速度を上げていきます
パワーモード1 & トラコンモード1 なので
アクセルに素直に反応します
バケモノパワー&トルクのMT10SPですが
コントロールしやすく乗りやすいのでこれは
ちゃんとテストができると確信しました
先導も流しているにしろ決して遅いペース
ではないので良いテストができそうです
凄いですT31
バンクはそんなにしませんがコーナー脱出のみ
ちょっとだけアクセルをかけトラクションをかけて
みますが全然滑りません
ハンドリングは一番最後にまとめますが!
明らかにS21とは味付けが違います
むしろツーリングタイヤのハンドリングの
コンセプトが頭に入っていると本当に
その通りのハンドリングを見せます
たとえMT10SPでも変わりません
T31は安定志向ですのでこんな路面でも
安定して走れて不安はありません
何しろパワーをかけても滑る傾向にない
タイヤが負荷をかけない普通のコーナ
リングでは一切滑る挙動を見せません
S21でもウェット性能に不満が無かったの
ですがT31は自分のウデと自分の乗り方
では無敵です
青木 宣篤さんは『ひとむかしのレーシング
レインタイヤに匹敵するウェット性能』 と
絶賛していた通りです
S21でも充分なウェット性能なのでT31を
選ぶかS21を選ぶかは自分はハンドリングの
特性で今後オススメをしていくと思います
もう充分なんです きっとウェット性能
このコースは登りもあり下りもあります
そんなシチュエーションでも前後とも
しっかりグリップしてくれました
S21のウェット性能でも充分なので
T31のウェット性能は既にオーバー
スペック領域になっていると思います
もちろん日本全国 悪路もありますから
T31の超高性能があればそんな悪路でも
きっと対応できてしまうんだろうなと思います
いやぁ 最高の体感試乗ができました
今後の接客に活かしたいと思います
ブリヂストン様ありがとうございます
とは言ってもまだまだ最後の1台
試乗が残っております
まだまだ続々と
当店スタッフの女子ライダーも参戦
普段スーパースポーツ車を乗りこなす
スタッフなので充分にタイヤの違いが
分かったと思います
さすがにヘビーなバイクは遠慮してました
ライトなYZF−R25やNC750などを
乗って体感試乗しておりました
2りんかん女子スタッフ貴重な存在です
そして 必然ではありますが 本日はタイヤ
試乗会で乗っていない新商品は只一つ
ですので 乗るバイクも必然的に!!
CRF1000L x A41
CRF1000Lアフリカツイン こちらの車両
DCTという特殊な機構でスクーターの様に
半オートマです
クラッチレバーを持ちませんがちゃんと
ミッションを備え自動で変速します
自動でシフトチェンジという特殊なバイクです
自分はVFR1000等 DCTに乗った事が
ありますが他スタッフは初めての人が多いので
乗る前にBSスタッフからレクチャーを受けます
新商品 アドベンチャー向けタイヤ A41
アドベンチャーと言うのは【adventure】=冒険
という意味ですのでロングツーリングや普通の
道路や未舗装道路など様々なシチュエーション
に対応できるタイヤとの位置づけです
オフロードでもガンガン攻めれるという
事では無くごらんのとおりのパターン
ですのでメインはオンロードで未舗装
道路も対応という事です
ちなみにDCT車両 ニュートラル
の切り替えはスイッチで行います
アイドリング状態からちょっとアクセルを
あおるだけで意外と元気よく発進します
最初『穏やかであろう』という先入観
だったのでびっくりしました
すみません自分このハンドリング
初めてです
こういう種類のバイクもほぼ乗った事が
ありませんがちょっと不思議な感じです
しっかりバンクすればちゃんと曲がりますが
旋回力が強いとは言えません
しかしながらここまで【ニュートラル】な特性の
ハンドリングは初めての体感です
最初に乗ったマシンとタイヤの感覚が
まだ残っているので同じように曲がろうと
すると曲がりませんはらんでしまいます
今回ばかりは乗りかたを変えないと
スポーツバイクやMT09やMT10の
ようにはいきません
曲がらないダメなタイヤととらえてほしく
はありません
とにかく【安定】【安定】【安定】【安定】・・・・
本当に初めての感覚です
抵抗が大きい サイズの大きな丸いスライドスイッチ
(ボリュームスイッチ)を左右にゆっくり動かして
いるような感覚のハンドリングです
バンクを増したい場合は若干の荷重(力)が
要りますが抵抗が調度良いのでバンク角の
調整=旋回の調整がしやすいんです
ゆっくり曲がって ゆっくり起こしてという
動作になりますが驚くほど安定します
そして驚いたのがバイクが直立の状態
直進時とコーナーリング時の差が無い
上に書いたように抵抗の有るボリュームスイッチで
中心には何もないボリュームスイッチ
左右にバンクさせたり直立したり
そんな時に境目が何もなくニュートラルです
ちょっとビックリしました
旋回力重視では無くニュートラルで
安定を求めるとこんなタイヤになるんだと
感動しました
そんなタイヤなので色々試してみましたが
一切ハンドリングが乱れることはありません
でした
コーナー中にわざとフロントブレーキのみを
強くかけてフロントが乱れるかのテストを
してみましたがフォークがまっすぐ沈む
だけで車体は安定しております
フルウェットな路面でバンク中にフロント
ブレーキだけ強くかけるのは結構勇気が
いるテストでしたが
後ろから見てるとヘタクソな運転に
見えたかもしれません
コーナー中にフロントブレーキをかけまくり
フォークを伸び縮みさせていましたので
そんなこんなで【S21】【T31】【A41】の
体感試乗は全て終了しました
A41の評価は上記のみとしますが
じゃぁ 結果的にRS10 S21 T31どの
タイヤが良いの
と言う話になると思います
今回のフルウェットな路面の試乗により
またひとつ考えが変わりまして
これはスタッフにより意見も変わるかも
しれませんが自分の今後の接客は
ウェット性能でスポーツタイヤとツーリング
タイヤのオススメを今までしてきましたが
S21でもウェット性能は高く相当の悪路や
変なアクセルのオン・オフをしない限りは
S21でも十分だと言う事がわかりました
T31もT30EVOから比べウェット性能が
格段に向上しているとの事ですが今回の
試乗では全く問題が無かったので雨天時
を走行するならT31という接客はしないと
思います
負荷をかけても滑りませんでしたから
あとは耐摩耗性能とハンドリングになると
思いますがT31とS21の耐摩耗性は
【極端】に変わらないのでハンドリング
の特性メインでご案内していくようになる
かなと思っています
【RS10】→【S21】→【T31】で
どれだけ【旋回力】があるかというのが
【明らかに】違います
むしろ全く違います
どれが良いという事ではありません
RS10はとにかくクイックです
倒し込みから曲がり始め倒すごとに
最大の旋回力を発生します
しかしながら【曲がりすぎ】と感じて
しまう方もいるかもしれません
完全に乗りかただったり好みだったり
するのでこれはどちらが良いかは
お客様次第です
バイクは例外はあると思いますが!!!
どのバイクでもタイヤでハンドリングの
ほとんどが決まりますのでどのバイク
でも同じです
もちろんZX10RとNINJA1000の
元々のハンドリングが違いますし
キャスター角やトレール量などでも
ハンドリングが違いますが
タイヤが支配するハンドリングが如何に
大きいかは経験済みですので
今現在 自分は【S20EVO】を自分の
バイクに装着してテスト走行をしてます
テストの結果をブリヂストンにレポート
するというのをしております
S20EVOとS21でもハンドリングの特性が
結構違うのですが
S21とT31の違いほどではありません
今S20EVOを履いておりますがRS10の
クイックなハンドリングが好きです
倒し込み始めがRS10より若干重く
倒し始めてもすぐに旋回を始めないので
自分はRS10のハンドリングが好きです
しかしながらRS10よりS20EVO=S21の
方が倒し込んでもすぐに旋回を始めないので
直進の安定感が抜群です
T31は旋回力はRS10とは別物で
S21とも別物で完全に安定方向です
クイックでないので調節がしやすいです
急カーブをバイクを倒して旋回を楽しむ
タイプの方でなければ旋回力に不満が
出る事はないと思います
S21もバンクさせればかなりの旋回力が
あるので自分の使用用途ではRS10は
必要ありません
しかし初期旋回が強いRS10が好みです
T31は安定しまくっているので気を使わず
直進でもフラフラする事が少ないので
ロングツーリングでも疲れません
T31はバイクを立てようとする力があるので
どこまでも寝ようとするRS10やS21と違い
深いバンクをしようとするには若干の【力】が
必要ですがそれがまたむやみにバンクせず
安定感を生みます
RS10 クイックで最大の旋回力のタイヤ
S21は RS10をちょっと穏やかにした
感じで初期旋回は安定していて倒せば
充分な旋回力をもっているタイヤ
でT31は超安定方向のタイヤ
という自分のインプレッションです
T31とS21の間にもう1種類【間の特性】の
タイヤがあっても良いのではという感じです
あくまで自分のインプレッションです
良い事を並べると選びづらくなるので
お客様の声をまとめると
RS10は曲がりすぎて怖いしフラつく・・・
→S21はRS10より安定する
自分の様に
S20EVOは初期旋回が弱くバンクさせたら
すぐに曲がりはじめてほしい・・・
→初期から抜群の旋回力RS10
S21でも直進時フラついてしまう・・・
→T31は全てにおいて安定
T31は峠で曲がらず怖い思いをした・・・
→S21はツーリング先の雨天でもOK!
そして旋回力もGOOD!
その他 RS10よりT31の方がもちろん
減りませんしハンドリングや減りや
上記のウェット性能の話
総合してタイヤを決めて頂ければ
色々なバイクと色々なタイヤに乗ってくると
接客時オススメするタイヤが三者三様に
なってきます
『減らないタイヤはどれ?』と聞かれた時に
ツーリングタイヤをオススメしてきましたし
ウェット性能を求められてもスポーツタイヤを
オススメする事はありませんでしたし
タイヤでハンドリングが全然変わるので
お客様のお話を良く聞いて好みのタイヤが
ご案内できるよう心がける様になりました
2りんかんにはこういった【体感試乗】を
したスタッフが全店に数多く居ます
ぜひぜひお店に足を運んで頂き
相談をして下さい
お客様に合ったタイヤをご案内します
最後に
ブリヂストン様
雨天でしたが最高の試乗会を用意して頂き
ありがとうございました
【和光2りんかん】
埼玉県和光市下新倉5−11−1
TEL 048−452−6290
& パワーチェック担当 の かのう です
今回は
ブリヂストン様による新商品【タイヤ試乗会】の
レポートをしたいと思います
ブログが長いと思います
真剣に乗り比べして来ましたので
タイトル画像には【S21】【T31】【A41】とありますが
他にも【T30EVO】【S20EVO】【BT39】の装着車の
乗り比べ試乗会でした
時間的にはタップリ乗ってきましたが台数は4台
のみでしたので自分は【S21】【T31】【A41】の
レポートをしたいと思います
ブリヂストンのタイヤは最近分かりやすい
ネーミングに一部なっておりまして
S21の【S】はスポーツの【S】
T31の【T】はツーリングの【T】
A41の【A】はアドベンチャーの【A】
という頭文字でどういう位置づけのタイヤか
分かるようになっております
ちなみにRS10【RS】はレーシングストリートの
略でレーススペックを持った公道OKのタイヤと
いう位置づけです
本物レーシングタイヤはR11など【R】の頭文字
でレーシングの略になっております
今回は雨天の為
RS10の試乗は中止になりました
とは言う物の本当は雨天の場合は
ブリヂストンの試乗会は開催されないんです
【前々日の天気予報】で決まる為 天気予報が
当日【曇り】であったため開催の決定がされ
ましたが前日になっていきなり雨予報に変わり
そのまま当日も雨という結構レアなケースに
フルウェット状態の試乗会かなり貴重です
場所は伊豆クローズドコースを
貸し切って開催
クローズドコースですので一般公道ではなく
速度制限もありません
全国各地の2りんかんスタッフが集結
店長だったり2りんかんの走行会で先導を
つとめるスタッフだったりタイヤ担当だったり
フルスペックなスタッフが多い
今回の試乗で先導をして頂く方が豪華
言わずと知れた元世界GPライダーであり
スズキ テストライダーの!!!
青木 宣篤様
レーシングライダー 現ヨシムラxMOTUL所属
渡辺 一樹選手
サスペンションチューンで有名なG−TRIBE代表
戸田 隆様
そして 元・・・・・ の ブリヂストン イケメンライダー
こちらも 超速いレーシングライダー
の方々で先導をして頂きます
試乗車も超豪華!!!!!!!
MT10・MT10SP・GSX−R1000R!【Rです!】
YZF−R6・MT09・YZF−R25・NINJA1000
NC750・CRF1000Lアフリカツイン・CB650
CBR650F・Vストローム650
MT10 MT10SP MT10 MT10SP
年間数百台のパワーチェックをしていて
気になってしょうがない1台ヤマハMT10
乗りたかったMT10がまさかテストコースで
乗れるなんて
今回はバイクに乗りに来たのではなくタイヤの
試乗会ですバイクは関係ありません
ふふふ・・・・MT10SP ←心の中
早速 順を追ってレポートしたいと思います
今回は上記タイヤと上記試乗車がタップリ
用意されておりますが乗れるのは4台のみ
人数も多いのでしょうがありませんがもっと
乗りたいのが本音
まずは肩慣らし?
MT09 x S21
超フルウェット状態でスポーツタイヤです
MT09に乗って伊豆ツーリングをした事は
ありますが 普段 乗り慣れないバイクを試乗
テストをするのに一握の不安もあります
MT09 x S21 はたしてどうでしょうか
クローズドコースで一般公道では
ありませんので速度制限はありませんが
禁止・注意事項はタップリあります
車載カメラのキャプチャ【画面コピー】ですので
雨が画面に着いて見にくいですがイメージが
伝わればかと
結構ハイペースですが普段自分は雨の日は
バンクしませんので徐々にバンク角を増やし
ていきます速度も雨天時のツーリング的な
落ち着いた速度です
せっかくブリヂストン様が用意してくださった
試乗車ですので転倒は絶対してはいけません
というわけでMT09のパワーモードは最弱
トラコンは最強に設定してあります
パワーを抑えた設定でかつタイヤが少し
でも滑るような事があればそれを感知し
MT09がコントロールしてくれるという
【トラクションコントロール】が最強設定
長い直線があるのでワザと加速したり
強いブレーキのテストをここでします
あまり変な動きをすると後ろの試乗車に
追突されるのでほどほどにします
MT09 x S21 の試乗は終了
え〜と・・・ スポーツタイヤですが・・・・
ウェット性能申し分ありません
アクセルを開けバンク中に加速もして
みましたが一度も滑りません
過激には開けてませんが多分相当な
事をしないと滑らないと思います
路面も比較的良く荒れも無いコースですが
ブリヂストンのスポーツタイヤ安心して
ウェット路面に対応します
ブレーキも強く掛けましたがABSの作動まで
持って行くことができませんでした
ビビっていたのだろう?と言われてしまえば
それまでなのですが結構強くブレーキング
してテストしました
ロングなコースを2周するので結構長く
タップリタップリ乗ります
次は 比較としてMT09xT31の組み合わせを
乗りたかったのですが・・・・・・・・・
実はこの試乗車
早いもの勝ちです
と言う事で好きなバイクに確実に乗れる
わけではありません
と? いうわけで???
ぬふふふふふふふ
MT10 x S21
バイクに乗りに来たんじゃないですよ
タイヤの試乗会です
一応貼っておきます
http://2rinkan.blog.jp/archives/2011688.html
MT10パワーチェックレポート
YZF−R1と同じエンジンを低速側にチューニング
高回転のパワーはありませんが中低速はむしろ
MT10の方が【バケモノ】な訳でして
そのバケモノマシンにブリヂストンの現行タイヤ
S21の組み合わせ
そしてフルウェット路面
バケモノマシンで最強の設定ですと
確実に吹っ飛びますので
さすがにパワーモードは抑え目に切りたくて
切りたくてしょうがないトラコンは最強にして
乗りました
あぁ・・・ トラコン切ってドライで全開で
走ってみたい・・・・・
スポーツタイヤでフルウェット・・・・
すみません・・・・ 結構ビビっております
パワーチェックでしたらいつも全開ですが
タンクにも装着タイヤの目印が
貼ってあります
MT09に引き続き S21のテストです
タイヤが一緒であればバイクが変わっても
ハンドリングはほぼ一緒になる事は今までの
タイヤ試乗会で思い知らされておりますが
MT09とMT10名前は【1】しか
違いませんがMT10の足回りは
現行YZF−R1スタンダードと変わりません
タイヤが一緒でもその違いは出てくると思い
ますが【ハンドリング特性はタイヤが支配して
いる】というのは様々なバイク(車種)で様々な
タイヤに乗るようになってから知ったもの
そういう意味では最近知りました
えぇ。。。 ビビりまくりですよ・・・・
パワーカーブは頭に入っておりますので
ブレーキのテストと軽い加速もします
コースにはスピードが出せる緩やかな
長いカーブのゾーンもあり様々な走り方が
できます
すみません。。。表現があっているか分かりません
自分が鈍感なだけかもしれません。。。
MT09と足回りの味付けが全く違うMT10ですが
本当に一緒です
全くではありませんがバイクが変わったという
感覚が無くなってしまう位同じ特性です
改めて【ハンドリング特性】はタイヤがほとんど
を決めていると分かった瞬間でもあります
全く違う意見もあると思いますが自分の感想は
上記の通りです
MT10 x S21 の試乗は終了
他スタッフも続々と試乗に出発します
で?? お次は???
と? いうことで???
ぬふふふふふふふ
MT10の奥のバイクです
MT10SP x T31
バケモノマシンにハイグレードの足回りが
搭載されたSPグレード MT10SP
そんなバイクにツーリングタイヤT31
そしてフルウェット路面
楽しみで恐怖でしかたありません
今回の試乗会で一番楽しみな組み合わせ
ぼやけて分かりづらいですが
パワーは最強モード トラコンはオフでは
ありませんが最弱に設定して走りました
何故かと言いますとS21でも滑らないんですよ。。。
無謀な事はしませんが ちょっとワイルドに
行かせて頂きました
あっ!ちゃんと降りる時はモードを戻しましたよ
自分は現行のYZF−R1も乗った経験が
あるので実走行のパワーも全く知らない
訳ではありませんが上記のようなバケモノ
のマシンなので超!!慎重に行きます
MT10SPだと若干メーターが豪華になります
自分も若干コースに慣れてきたので気持ち
速度を上げていきます
パワーモード1 & トラコンモード1 なので
アクセルに素直に反応します
バケモノパワー&トルクのMT10SPですが
コントロールしやすく乗りやすいのでこれは
ちゃんとテストができると確信しました
先導も流しているにしろ決して遅いペース
ではないので良いテストができそうです
凄いですT31
バンクはそんなにしませんがコーナー脱出のみ
ちょっとだけアクセルをかけトラクションをかけて
みますが全然滑りません
ハンドリングは一番最後にまとめますが!
明らかにS21とは味付けが違います
むしろツーリングタイヤのハンドリングの
コンセプトが頭に入っていると本当に
その通りのハンドリングを見せます
たとえMT10SPでも変わりません
T31は安定志向ですのでこんな路面でも
安定して走れて不安はありません
何しろパワーをかけても滑る傾向にない
タイヤが負荷をかけない普通のコーナ
リングでは一切滑る挙動を見せません
S21でもウェット性能に不満が無かったの
ですがT31は自分のウデと自分の乗り方
では無敵です
青木 宣篤さんは『ひとむかしのレーシング
レインタイヤに匹敵するウェット性能』 と
絶賛していた通りです
S21でも充分なウェット性能なのでT31を
選ぶかS21を選ぶかは自分はハンドリングの
特性で今後オススメをしていくと思います
もう充分なんです きっとウェット性能
このコースは登りもあり下りもあります
そんなシチュエーションでも前後とも
しっかりグリップしてくれました
S21のウェット性能でも充分なので
T31のウェット性能は既にオーバー
スペック領域になっていると思います
もちろん日本全国 悪路もありますから
T31の超高性能があればそんな悪路でも
きっと対応できてしまうんだろうなと思います
いやぁ 最高の体感試乗ができました
今後の接客に活かしたいと思います
ブリヂストン様ありがとうございます
とは言ってもまだまだ最後の1台
試乗が残っております
まだまだ続々と
当店スタッフの女子ライダーも参戦
普段スーパースポーツ車を乗りこなす
スタッフなので充分にタイヤの違いが
分かったと思います
さすがにヘビーなバイクは遠慮してました
ライトなYZF−R25やNC750などを
乗って体感試乗しておりました
2りんかん女子スタッフ貴重な存在です
そして 必然ではありますが 本日はタイヤ
試乗会で乗っていない新商品は只一つ
ですので 乗るバイクも必然的に!!
CRF1000L x A41
CRF1000Lアフリカツイン こちらの車両
DCTという特殊な機構でスクーターの様に
半オートマです
クラッチレバーを持ちませんがちゃんと
ミッションを備え自動で変速します
自動でシフトチェンジという特殊なバイクです
自分はVFR1000等 DCTに乗った事が
ありますが他スタッフは初めての人が多いので
乗る前にBSスタッフからレクチャーを受けます
新商品 アドベンチャー向けタイヤ A41
アドベンチャーと言うのは【adventure】=冒険
という意味ですのでロングツーリングや普通の
道路や未舗装道路など様々なシチュエーション
に対応できるタイヤとの位置づけです
オフロードでもガンガン攻めれるという
事では無くごらんのとおりのパターン
ですのでメインはオンロードで未舗装
道路も対応という事です
ちなみにDCT車両 ニュートラル
の切り替えはスイッチで行います
アイドリング状態からちょっとアクセルを
あおるだけで意外と元気よく発進します
最初『穏やかであろう』という先入観
だったのでびっくりしました
すみません自分このハンドリング
初めてです
こういう種類のバイクもほぼ乗った事が
ありませんがちょっと不思議な感じです
しっかりバンクすればちゃんと曲がりますが
旋回力が強いとは言えません
しかしながらここまで【ニュートラル】な特性の
ハンドリングは初めての体感です
最初に乗ったマシンとタイヤの感覚が
まだ残っているので同じように曲がろうと
すると曲がりませんはらんでしまいます
今回ばかりは乗りかたを変えないと
スポーツバイクやMT09やMT10の
ようにはいきません
曲がらないダメなタイヤととらえてほしく
はありません
とにかく【安定】【安定】【安定】【安定】・・・・
本当に初めての感覚です
抵抗が大きい サイズの大きな丸いスライドスイッチ
(ボリュームスイッチ)を左右にゆっくり動かして
いるような感覚のハンドリングです
バンクを増したい場合は若干の荷重(力)が
要りますが抵抗が調度良いのでバンク角の
調整=旋回の調整がしやすいんです
ゆっくり曲がって ゆっくり起こしてという
動作になりますが驚くほど安定します
そして驚いたのがバイクが直立の状態
直進時とコーナーリング時の差が無い
上に書いたように抵抗の有るボリュームスイッチで
中心には何もないボリュームスイッチ
左右にバンクさせたり直立したり
そんな時に境目が何もなくニュートラルです
ちょっとビックリしました
旋回力重視では無くニュートラルで
安定を求めるとこんなタイヤになるんだと
感動しました
そんなタイヤなので色々試してみましたが
一切ハンドリングが乱れることはありません
でした
コーナー中にわざとフロントブレーキのみを
強くかけてフロントが乱れるかのテストを
してみましたがフォークがまっすぐ沈む
だけで車体は安定しております
フルウェットな路面でバンク中にフロント
ブレーキだけ強くかけるのは結構勇気が
いるテストでしたが
後ろから見てるとヘタクソな運転に
見えたかもしれません
コーナー中にフロントブレーキをかけまくり
フォークを伸び縮みさせていましたので
そんなこんなで【S21】【T31】【A41】の
体感試乗は全て終了しました
A41の評価は上記のみとしますが
じゃぁ 結果的にRS10 S21 T31どの
タイヤが良いの
と言う話になると思います
今回のフルウェットな路面の試乗により
またひとつ考えが変わりまして
これはスタッフにより意見も変わるかも
しれませんが自分の今後の接客は
ウェット性能でスポーツタイヤとツーリング
タイヤのオススメを今までしてきましたが
S21でもウェット性能は高く相当の悪路や
変なアクセルのオン・オフをしない限りは
S21でも十分だと言う事がわかりました
T31もT30EVOから比べウェット性能が
格段に向上しているとの事ですが今回の
試乗では全く問題が無かったので雨天時
を走行するならT31という接客はしないと
思います
負荷をかけても滑りませんでしたから
あとは耐摩耗性能とハンドリングになると
思いますがT31とS21の耐摩耗性は
【極端】に変わらないのでハンドリング
の特性メインでご案内していくようになる
かなと思っています
【RS10】→【S21】→【T31】で
どれだけ【旋回力】があるかというのが
【明らかに】違います
むしろ全く違います
どれが良いという事ではありません
RS10はとにかくクイックです
倒し込みから曲がり始め倒すごとに
最大の旋回力を発生します
しかしながら【曲がりすぎ】と感じて
しまう方もいるかもしれません
完全に乗りかただったり好みだったり
するのでこれはどちらが良いかは
お客様次第です
バイクは例外はあると思いますが!!!
どのバイクでもタイヤでハンドリングの
ほとんどが決まりますのでどのバイク
でも同じです
もちろんZX10RとNINJA1000の
元々のハンドリングが違いますし
キャスター角やトレール量などでも
ハンドリングが違いますが
タイヤが支配するハンドリングが如何に
大きいかは経験済みですので
今現在 自分は【S20EVO】を自分の
バイクに装着してテスト走行をしてます
テストの結果をブリヂストンにレポート
するというのをしております
S20EVOとS21でもハンドリングの特性が
結構違うのですが
S21とT31の違いほどではありません
今S20EVOを履いておりますがRS10の
クイックなハンドリングが好きです
倒し込み始めがRS10より若干重く
倒し始めてもすぐに旋回を始めないので
自分はRS10のハンドリングが好きです
しかしながらRS10よりS20EVO=S21の
方が倒し込んでもすぐに旋回を始めないので
直進の安定感が抜群です
T31は旋回力はRS10とは別物で
S21とも別物で完全に安定方向です
クイックでないので調節がしやすいです
急カーブをバイクを倒して旋回を楽しむ
タイプの方でなければ旋回力に不満が
出る事はないと思います
S21もバンクさせればかなりの旋回力が
あるので自分の使用用途ではRS10は
必要ありません
しかし初期旋回が強いRS10が好みです
T31は安定しまくっているので気を使わず
直進でもフラフラする事が少ないので
ロングツーリングでも疲れません
T31はバイクを立てようとする力があるので
どこまでも寝ようとするRS10やS21と違い
深いバンクをしようとするには若干の【力】が
必要ですがそれがまたむやみにバンクせず
安定感を生みます
RS10 クイックで最大の旋回力のタイヤ
S21は RS10をちょっと穏やかにした
感じで初期旋回は安定していて倒せば
充分な旋回力をもっているタイヤ
でT31は超安定方向のタイヤ
という自分のインプレッションです
T31とS21の間にもう1種類【間の特性】の
タイヤがあっても良いのではという感じです
あくまで自分のインプレッションです
良い事を並べると選びづらくなるので
お客様の声をまとめると
RS10は曲がりすぎて怖いしフラつく・・・
→S21はRS10より安定する
自分の様に
S20EVOは初期旋回が弱くバンクさせたら
すぐに曲がりはじめてほしい・・・
→初期から抜群の旋回力RS10
S21でも直進時フラついてしまう・・・
→T31は全てにおいて安定
T31は峠で曲がらず怖い思いをした・・・
→S21はツーリング先の雨天でもOK!
そして旋回力もGOOD!
その他 RS10よりT31の方がもちろん
減りませんしハンドリングや減りや
上記のウェット性能の話
総合してタイヤを決めて頂ければ
色々なバイクと色々なタイヤに乗ってくると
接客時オススメするタイヤが三者三様に
なってきます
『減らないタイヤはどれ?』と聞かれた時に
ツーリングタイヤをオススメしてきましたし
ウェット性能を求められてもスポーツタイヤを
オススメする事はありませんでしたし
タイヤでハンドリングが全然変わるので
お客様のお話を良く聞いて好みのタイヤが
ご案内できるよう心がける様になりました
2りんかんにはこういった【体感試乗】を
したスタッフが全店に数多く居ます
ぜひぜひお店に足を運んで頂き
相談をして下さい
お客様に合ったタイヤをご案内します
最後に
ブリヂストン様
雨天でしたが最高の試乗会を用意して頂き
ありがとうございました
【和光2りんかん】
埼玉県和光市下新倉5−11−1
TEL 048−452−6290