２りんかんブログ:【NSR250R】９５ＳＰをノーマルルックでグレードアップ！【和光】

2021年10月23日

和光２りんかん　【NSR250R】９５ＳＰをノーマルルックでグレードアップ！【和光】

和光２りんかんチューニングパーツ担当
　＆パワーチェック担当のかのうです

今回のブログはちょっとお疲れな
９５年式ＮＳＲ２５０Ｒ-ＳＰ

ノーマルルックを

できるだけ崩さずグレードを上げていく
というカスタムをやっていきます

ワタクシのブログはＧＯＯＧＬＥ検索の時
【分割】されるのが嫌いなので長文でも
ひとつにまとめて書きます

今回もオニ長いのでご容赦ください

まずはＴ２レーシングｘベビーフェイスの
コラボ【バックステップ】のご依頼

ゴールドとブラックのラインナップが
ありますがノーマルルックにこだわると
ゴールドよりブラックに偏ると思います

ゴールドもかっこいいんですが

そして今回の大チャレンジとしまして

フロントフォークのオーバーホールと共に
【アウターチューブの再生塗装】を行い
ました

まぁ　あれ　なんといいますか････
うまく言えないんですけど･･･

うん。

ビフォーの写真を忘れました

いきなりアフターの写真ですが

ＭＣ２１はアルマイトだけですがＭＣ２８は
純正でアウターチューブにクリアー塗装が
実は施されております

ＭＣ２１はブラック塗装のモデルも存在
しますが基本シルバーアルマイトです

表面のアルマイト層が腐食してやられて
くるとアルミ特有の[白サビ]がでます

ＭＣ２８の方がクリア塗装分耐久性が
高く[白サビ]が出ずらいですが走行に
よる飛び石やもうそろそろＭＣ２８も
２５歳オーバーになりますので･･･

マダラに腐食している車体が多いです

ほんでもって純正のアウターチューブですが
【ヘアライン仕上げ】というものが施されて
おります

純正のサイレンサーにも施されておりますが
細かい線キズをわざとつけて鏡面ではない
ボカした質感が得られる手法です

純正はヘアラインが入ってない部分があり
ここまでヘアラインを入れてしまうと逆に
[偽物感]が出てしまうのでブラスト処理を
して全体がキレイになったところで元々
ヘアライン処理をしてある部分だけ再度
ヘアラインを施すという行程です

ブラスト処理・ヘアライン仕上げでピカピカに
なった上にクリア塗装をします

実は[裸のアルミ地]に塗装は相性がかなり
悪くキレイに塗れたと思っても　ブツブツが
出始めてしまったり飛び石で一か所はがれ
てしまうとそこからどんどんはがれてしまったり
アルミ地にクリアー塗装は困難だったりします

丁寧に脱脂をしてもアルミの細かい表面の
[巣]に油分が残ってしまう可能性もあり
うまくいかない事もあるのだとか

間に特殊な工程を挟むことによって実現は
しておりますがリスクが一切なくなったわけ
ではありません

こうすれば絶対に剥がれないブツブツ
しないという方法が確立してません

実績が少ないため全然大丈夫なのか
たまに起きてしまうのかの統計もまだ
取れておりません

ビビっているだけで実は全然大丈夫な
気もしているのですが

今までトラブルは出ておりませんが上記の
理由でノークレームでの施工になります

そんなリスクもありますが【新品再生】としては
成功していると思います

もうアウターチューブは新品が出ませんので

新品再生の目標は誰もが見ても【純正の
新品アウターチューブに交換したのだと】
勘違いさせてしまうクオリティです

今回はＴ２レーシングのチタンローター
ボルトに交換させて頂きました

マグホイール専用品です

もう廃番ですけど(泣)

そしてＫＯＯＤクロモリアクスルシャフトも装着

ワタクシも愛用しておりますがコーナーリングが
激変しますのでかなりオススメです

フロントの足回りがシャキッとしましたね

これにて第一弾終了です

まだ続きます　結構続きます

そしてこの９５ＳＰはとにかくエンジンの
かかりが悪くかかってもアイドリングが
安定しない・・・

ＮＳＲ２５０Ｒの不調はキャブレターが
原因の事も多くオーバーホールを
やっていきます

居ましたよ（笑）

すぐに見つかってしまいました

写真じゃ分かりづらいと思いますが

同調ズレズレやないかい

ＮＳＲ２５０Ｒは同調がズレやすい車種ではなく
放っておいてもこんなにズレたりしません

前回触った人が失敗しているとしか思えません

[微妙な調整の部分]が目で見てずれている
のが分かるって相当ズレてます

エンジンをかけてもスロットルバルブの片方は
開いていても片方は閉まっていいるので

開いている片方のエンジン（シリンダー）で
アイドリングを頑張っているということ

エンジンが冷えている時→暖まった後と
差が出てしまいやすく安定しません

チョークを引いても何秒かは片排で時間が
経つにつれ片側が初爆を始めるような
場合は同調が原因の可能性【も】あるので
チェックしてみて下さい

ＭＣ２８ＮＳＲ２５０Ｒはスロットルバルブの
中心にあるポンチマークを目安に同調を
合わせます

バキュームゲージを使用したり左右でエア
スクリューの開度を変えたりして調整したり
する事もありますが基本はポンチマークでの
調整とキャブレターは純正値でＯＫです

新品純正のニードルに変えます

もう純正ニードルは廃番でホンダ在庫なし
当店もストックを使い切ってしましました

ホンダさーーーーーーーーーーん

ＭＣ２８キャブはチョークのプランジャーが
再販されてまだ在庫がありましたので
出るうちに新品に交換いたします

実はここが不具合って経験が少なくて重要性は
良く分かっていませんが先端のゴムの劣化で
燃調が濃くなってもおかしくありませんので
皆様も部品が出るうちに一度交換してみては
いかがでしょうか

そしてお次はブレーキカスタムです

和光２りんかんはメンテナンスも得意ですが
社外品を駆使したカスタムも得意です

ＮＳＲ界　ワタクシ尊敬する方だらけですが
社外品カスタムだけは多車種カスタムの
経験からトップを進んでいかなければ
いけません

今回のブレーキのチューニングは

かのうさんオススメブランドベルリンガー

クラッチワイヤーホルダーと

ベルリンガーブレーキマスター

一度使うと病みつきになりますよ

他のバイク　色々なブログで毎回書いておりますが
とにかくブレーキタッチは特殊そのものです

様々なマスターシリンダーがありますがこの
特殊なタッチはベルリンガーだけです

カラーアルマイトのマスターシリンダーも
かっこいいですが今回はシルバーアルマイト

そして【別体タンク】を選びがちですがかのうさんは
タンク一体型もオススメしております

サーキットをガツガツ走る人は別体タンクが良いと
思いますが一体型は色の統一感が出てかっこいい

そして何よりハンドル周りがすっきりするのが良い

メーターとの干渉を回避するためキルスイッチと
マスターの位置を交換しております

そんなこんなでＮＳＲ２５０Ｒのブレーキ側は
ショートレバーがオススメ

ピストン径は････　　ニヒヒ秘密です

セオリー通りだと失敗しますよ

ほんでこんな感じになりました

別体タンクもいいですが一体タンクだと
これだけハンドル周りがスッキリします

ブレーキホースは・・・・・

リクエストが多く何度かやっている取り回し
ＭＯＴＯ-ＧＰスタイルですが･･･

ちょっとのホースのテンションやねじトルクで
ホースのアーチが変わってしまい左右均等に
するのが結構大変でして

サイドスタンドでとめて傾いているだけ
でももう左右対称じゃなくなるので

お断りもしませんが歓迎もしません

賛否があると思いますが実車を見て
『自分もアレにしてください！』となる
事もあるので密かな人気なのかも

お次は

もともとこの車両にはオーリンズリヤショックが
装着されていたのですが

タンクが逆さですし修正もきかないですし
車高が低く？？？だったので

新品のオーリンズリヤショックに

リザーバータンクの取り付けは

タイガパフォーマンスのＮＳＲ２５０Ｒ専用
タンクブラケットを使用しました

純正タンクでも使えるので純正のブラケットが
ヨレヨレの場合はこちらに交換がオススメです

元々オーリンズが入っていたとしても新品に
なった事で走りが激変すると思いますので
乗る楽しさが増えますね

そして今回のカスタムの最後は

これだけ各部キレイになってくると
　　アソコが気になりますねぇ・・・・・・・・

お疲れのホイールが目立ってしまう･･･　

カスタム前からホイールの塗装の話が
有ったのですがやはり気になりますね

洗車して磨けばもう少しキレイになるとは
思いますが・・・

キズは洗車やクリーナーではどうにもなりません

リヤホイールも随分とお疲れです。。。。

ＳＰグレードは前後マグネシウムホイールです

デリケートな素材なので・・・・

と言いたい所ですがホイールペイントするには
特に変わる事も追加料金も発生しません

ということで塗装工場へＧＯＯｏｏｏｏｏ！！！！

プロアームホイールの塗装はキレイに
仕上げるのが超テクニックがいるので
塗装工場からいつもﾌﾞﾂﾌﾞﾂ言われますw

お願いしまーーーす！

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きたーーーーーーーーーーーーーー！

塗装があがってきました！